単 語
ロシアといえば何が好きですか?
балет バリェートゥ |
バレエ | |
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цирк ツィールク |
サーカス | |
театр チアートゥル |
劇場、演劇 | |
музей ムズィェーイ |
美術館 | |
литература リチラトゥーラ |
文学 | |
большой バリショーイ |
大きい |
※単語中、赤い部分にアクセントがあります。
〇〇が好きです!
Я люблю 〇〇!
「я(ヤー)」は「私」という意味でした。(旅2)
「люблю」(リュブリュー)は「愛する、好む」という意味の動詞です。動詞は主語に応じて変化するのですが、「люблю」は「私が愛する、好む」という意味です。
Я люблю русский балет.
ヤー リュブリュー ルースキィ バリェートゥ
「私はロシアのバレエが好きです」
※「русский(ルースキィ)」は「ロシア人」という意味で出てきましたが(旅2)、「ロシアの、ロシア製の」という形容詞としても用いられます。
Мне нравится 〇〇.
「мне(ムニェー)」は「私に」という意味でした。(旅9)
「нравится(ヌラーヴィッツァ)」も「好む」という動詞です。
Мне нравится русская литература.
ムニェー ヌラーヴィッツァ ルースカヤ リチェラトゥーラ
「私はロシア文学が好きです」
「русская литература(ルースカヤ リチラトゥーラ)」は「ロシア文学」です。先ほどの「русский(ルースキィ)」(ロシアの、ロシア製の)から少し形が変わっていますが、最初から順に講座を読み進めている方は、そろそろお判りですね( ゚Д゚)!
「литература(リチラトゥーラ)」は、語末が「а」なので女性名詞です。そのため「ロシアの」にあたる部分が女性形「русская(ルースカヤ)」となったわけです。
「я люблю 〇〇(ヤー リュブリュー)」も「мне нравится 〇〇(ムニェー ヌラーヴィッツァ)」も「私は〇〇が好きだ」を意味しますが、前者が積極的な「大好き!」だとすると、後者は「気に入っている」「いいなと思ってる」です。
例 文
– Что это?
シトー エータ
– Это Большой театр.
エータ バリショーイ チアートゥル
Я люблю театр.
ヤー リュブリュー チアートゥル
Мне нравится русский балет.
ムニェー ヌラーヴィッツッァ ルースキィ バリェートゥ
Это цирк.
エータ ツィールク
Я очень люблю цирк.
ヤー オーチニ リュブリュー ツィールク
Я очень люблю борщ.
ヤー オーチニ リュブリュー ボールッシ
Это каша.
エータ カーシャ
Мне не нравится каша.
ムニェー ニ ヌラーヴィッツッァ カーシャ
※きらいな場合は、「люблю(リュブリュー)」または「нравится(ヌラーヴィッツァ)」の前に否定の「не(ニ)」をつければOK!
練 習
さっそく練習してみましょう。(PC閲覧の方には、文字による解答があります。ヒント:反転)
私は、ボルシチが好きです。 → Я люблю борщ.
あなたのスーツケース、いいですね。 → Мне нравится Ваш чемодан!
私はロシアのバレエが大好きです。 → Я очень люблю русский балет!
日本の包丁が気に入っています。 → Мне нравится японский нож.
私は、ロシアのお粥が苦手です。 → Мне не нравится русская каша.
※「苦手です」には、「気に入っていません」という表現が使えます。
ちなみに……
「Я люблю 〇〇(ヤー リュブリュー)」と「Мне нравится 〇〇(ムニェー ヌラーヴィッツァ)」、どちらも「私は〇〇が好きだ」という意味になります。
しかし、「私」を表すのに「Я」と「Мне」の2種類が使われていますね。これは、動詞のせいで文の作りが違うからです。
Я люблю русский балет.
「私は」「愛する」「ロシアの」「バレエを」
Мне нравится русский балет.
「私に」「気に入らせる」「ロシアの」「バレエが」
「Я люблю(ヤー リュブリュー)」には目的語が必要です。そして、目的語には注意すべき点がありました。そう、「女性名詞は変化する」というアレです。(旅9)
Я люблю русскую литературу.
ヤー リュブリュー ルースクゥユ リチェラトゥールゥ
「私はロシア文学が大好きです」
これに対し、「Мне нравится(ムニェー ヌラーヴィッツァ)」は「好きなものが」人を惹きつけているのです。「Я люблю(ヤー リュブリュー)」のような変化は必要ありません(目的語じゃないから)。
Мне нравится русская литература.
ムニェー ヌラーヴィッツッァ ルースカヤ リチェラトゥーラ
「ロシア文学って、いいですよね~」
代わりに「私」が変化する羽目になります( ゚Д゚)